中津功先生が還浄いたしました
急なことですが、親鸞仏教センター嘱託である中津功氏が、8月16日、浄土へ還帰いたしました。(満84歳)
生前の深いご縁に対し、遺族に代わりまして、御礼申しあげます。
さて、中津氏の葬儀につきましては、新型コロナ感染症の問題のなかにあって、この社会状況やご遺族のお気持ちに立ち、葬儀終了まで教団内でご縁をいただいた方々へ
のお知らせを控えさせていただきました。参列は教団の代表の方に絞ることなどをご遺族にご了解をいただき、教団内・教区内の縁者へのお知らせは控えることを専福寺住
職・二階堂行壽の判断でいたしました。
ご縁の深かった方、寺院もあることも十分承知いたしており、皆さまへは大変申し訳なく存じますが、この状況をお察しいただき、お許しください。
中津氏のご病気、命終時の経緯・状況ですが、
2016年7月25日 脳梗塞(軽度)
その後、杖をお使いではありましたが、元気にご出講。
2020年7月14日 体調の不調を感じられ、検査だけのつもりで、タクシーで病院へ。帰って仕事を続けるお気持ちで、仕事を机に広げられたままでしたが、そ のまま入院。
心臓に水が溜まっていて、それを抜く治療。(2週間程度の治療・リハビリの計画)
21日 リハビリ開始(立ち上がり歩けるように)
8月7日 ここ数日、食欲がなく、痩せられてきた旨の連絡。
8日 病院から「好きなものなら食べられるかもしれない」とのことで、奥さまが昼食を差し入れ。(数日間)
13日 差し入れも食べられず、さらに痩せられ、経鼻栄養補給を行うが、苦しそうとのこと。(看護師さんより)
16日 危篤連絡(12時50分)
16日 命終(15時50分)
死亡診断内容(うっ血性心不全)
20日 通夜
21日 葬儀(法名:釋悠光 ユウコウ)
このような状況でありますが、ご家族も入院以降、病院の新型コロナ感染症への対策で面会は数分間2度のみで、それ以上の面会は叶わず、病状等は病院よりの報告・連絡であったとのことです。新型コロナ感染症の問題の中で、本当に寂しいお別れにならざるを得ませんでした。特に、ご家族は、面会も十分叶わずのなかでのことで、茫然とするだけの中におられます。それでも、危篤連絡後だけは、病院の配慮でご家族は最期にはお会いになれたとのことでした。
新型コロナ感染症の状況にあるとは申しましたが、深く永くご縁をいただいてまいりました諸先輩・御同朋の方々にこのような形でのご報告は誠に失礼かと存じますが、お許しください。
なお、このような文をお送りする私・二階堂行壽が、葬儀を勤めさせていただいたわけですが、それは、私の父である故二階堂行邦と中津氏の縁が非常に深く、また中津氏は私ども専福寺の衆徒(僧籍がある寺)になっておられたことにあります。
大変失礼な物言いになりますが、香資等のお気持ちにつきましては、もちろん喪主である奥さまへお届けいただくことですが、ご寺院ではございませんし、中津氏はご自身の教団でのお仕事等の事柄はほとんど家庭ではお話になられなかったとのことで、ご家族はそのお付き合いもほぼご存じではございません。もし何かございましたら、失礼ではございますが、二階堂へお問い合わせくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
また、中津氏の遺骨(分骨)につきましては、しばらくの間、専福寺本堂に安置いたしておりますので、いつでもお参りくださって結構です。
失礼ながら、ご報告とさせていただきます。
合掌
2020年8月21日
専福寺住職 二階堂行壽
追、上に記しましたように、どなたにお伝えすべきか十分把握できておりませんので、この文面について、中津氏がご縁をいただいた方々へコピーをお回しいただくか、
また二階堂までお伝え先(送り先)をお教えください。こちらからお手紙させていただきます。
追、中津氏の「遺稿集的なもの(冊子)」を考えております。もし、寺院等でお話されたものがございましたら、二階堂までお送りいただけましたら、参考にさせていた
だきたく存じます。(冊子ができましたら、御礼に冊子をお送りいたします)
喪主・中津攸子
272-0822 千葉県市川市宮久保5-16-4
(電話の記載を控えさせていただきます)
専福寺・二階堂行壽
160-0022 東京都新宿区新宿6-20-9
電話 O3-3351-5868
FAX 3351-5866
メール seken_koke@yahoo.co.jp