清々しく新年をお迎えのことと存じます。
今年は待ちわびた春がめぐってきそうな希望のもてる年明けでございます。
三年あまりの息の詰まりそうな時を乗りこえ、心新たに一月二日の修正会からの聞法の日々が始まりますこと感謝申し上げます。
また宗祖親鸞聖人ご誕生八百五十年・立教開宗八百年の京都東本願寺での慶讃法要の年に巡り合えたのはとても貴重なことと喜びでいっぱいです。
真宗門徒の私達は今年も変わることなく報恩感謝の心で、先人の皆様がお守りお育て下さったお念仏と聞法の生活を続けられますことを希望します。行動制限が解除された今は、空元気でも可としてお念仏に励みましょう。
そして、より多くの若い世代の皆様が、一回二回と回を重ねて参拝して下さることを願っています。毎月二十八日の宗祖親鸞聖人ご命日の集い、毎週日曜日の日曜礼拝(日本全国のお寺さんのご法話を聞かせて頂けます。感謝感謝でございます)彼岸会法要、孟蘭盆会法要、教区報恩講、そして私たちが普通では近づくこと、そばで見ることの出来ない須弥壇の前に座って行う年三回のおみがき奉仕等、今年こそは本山への奉仕団や報恩講等により多くの皆様と共に参拝できますことを希望します。
(東京真宗同朋の会会長 野田 路子)